2007年10月04日

私的・猪木ゲノムの正体を探れ!〜11〜/アントニオ猪木と小川直也の体型の秘密

アントニオ猪木がかなりの時間を共に過ごす事が出来た小川直也に、何故、プロレスを教
えなかったのか?
純プロレス的な動き、約束事を教えず、何を教えようとしていたのか?

その点を考えた時、アントニオ猪木は何を持ってショーとしてのプロレスを構成して来た
のかは、これまでの記事で記して来た。

もう一つ、重要な事が有る。

受け身が前提であるはずのプロレスで、しかも、ヘビー級の小川の体重を絞らせたのである。
ジャイアント馬場が純プロレス的な試合を出来るように、太り過ぎのジョンテンタに
減量の支持を与えたのとは全く別の類いの減量をである。
結果、小川直也は、プロレスの受け身に必要な脂肪を最低限まで削り取った鋭角的な
肉体を手にした。
このことから、アントニオ猪木にとって、激しい技を乱発する、プロレスの受け身は
重要視されていない事を意味している。

しかも、その脂肪を削り取った肉体は猪木と同じく、ウェートトレに頼らないナチュラルな
ソップ型の体型でもある。

私はアントニオ猪木が日本プロレスにおいてドリー・ファンク・ジュニアらと純プロレスを
展開して来た時の体型と、新日本旗揚げ後の体型は全く別物であると思っている。

純プロレスを展開する為に身に纏うためにウェートトレで頑丈な肉体を手にしていた時の
アントニオ猪木の肉体は手足の短く胸板の厚い典型的なプロレス体型であった。

新日本を旗揚げ以後、プロレスのスタイルの変化とともに、体型までもが、大きな変化を
遂げた。

受け身の必要の無い体型に変身したのである。

私はただ単に受け身が必要でないだけで、アントニオ猪木があれだけの体型の変化を成し
遂げたとは思っていない。

極論すれば見栄えである。


アフリカの黒人の話で有る。
何故、アフリカの黒人の手足は長くスタイルが良いのか?
元はといえばアフリカの黒人全てがスタイルが良かった訳ではない。
手足が長くスタイルの良い人間だけがもてたために、結果的に、アフリカの黒人が皆、
手足が長くスタイルがよくなってしまったのである。
それは何故か?
手足が長いという事は、それだけ大地から内臓までの距離が長い事を意味する。
内臓までの距離が長ければ長い程、アフリカの大地のあらゆる菌やウィルスからの
感染に強い事を表しているからである。
つまり、遺伝子の強さを示しているという事である。
当のアフリカの黒人たちが、遺伝子の力うんぬんを知っていた事は無いだろうが、
人間には遺伝子の力を性的魅力に変換し無意識に悟っているものでもある。

逆に、中国人、韓国人等の北方モンゴロイド系は寒さに適応出来る表面面積の広い
体型が遺伝子の強さの信号として性的魅力をもたらした。
結果、手足の短いガッチリ体型がもてはやされたのである。

しかし、北方モンゴロイドが大部分を成す日本人の先祖が日本に来た所で、寒さに
対応出来る表面体積の大きな人間に憧れる時代は過ぎ去った。

結果、日本人の潜在的な遺伝子の強さの信号としての性的魅力は、手足の長さに
比重が置かれる事に成る。

アントニオ猪木が何をもって日本プロレス時代とはうってかわって新日本旗揚げ後、
ソップ形のスリム体型に変わってしまったのかは定かではない。
しかし日本プロレス時代とは別人の如く、手足の長さを増してスリム化したアントニオ
猪木の体からは同性から見る性的魅力(同性愛的という事ではない)が醸し出されていた。

しかも、そのスリムな肉体に観客が感情移入出来るもう一つの大きな利点が有った。
観客の母性本能である。(こちらも男性、女性の区別は無い)
人間とは絶対的な肉体と強さを維持した人間には絶対に感情移入出来ない人間なのである。

スリムでか細いアントニオ猪木が、重い相手の技に片膝を付き、耐えている。
そこに反応してしまうのが人間の本質で有る。
余談であるが、前田、長州に観客が反応したのもこの部分であると思っている。


アントニオ猪木の肉体の美的感性が、意識されたものであったかどうかは分からない。
しかし、残念ながら、今のプロレス界は、横に広い頑丈な肉体を持って、受け身重視の強い体作りに夢中である。

プロレスラーたちは大いに勘違いしている。
誰よりも逞しい肉体を持ったプロレスラーになど観客が実は感情移入等出来ない事にである。

アントニオ猪木がシンメトリー、ネオテニーの法則を持って、小川に痩せろと支持したかどうかは分からない。
しかし、少なくとも受け身に必要な脂肪を小川に削り取らせた意味が、純プロレスを展開させる為にでない事だけは事実である。

長州力は先ほどの遺伝子レベルでいうと元々の体型から日本人の潜在的な意識に訴えかける
体型を持つ人間である。
なのに、長州と同じ体型でない人間たちが、こぞって長州体型を目指す。

勘違いも甚だしい世界であると私は思う。

2007/09/23掲載
posted by shingol at 12:40| 私的・猪木ゲノムの正体を探れ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする