2007年10月28日

秋山を倒す為に2/片足は必ず取れる

秋山が復帰戦を勝利で飾った。
実際に試合を観たわけではないが、あの勝負強さは衰えていないようである。
試合後、「大韓民国万歳」とマイクした秋山は、少なくともHERO’Sという日本の大衆のリングでスターであるべき存在では無い。
私も在日韓国人として記させてもらうが、日本で闘う以上、日本人に愛されるスターであるべきである。
通名を貫き、一人の時に、もうひとりの「チュ・ソンフン」という人格と振り向き合えば良い。
それが孤独を背負うスターの生き方で有る。
それをしない秋山には少なくともHERO’Sという大衆リングを引っ張って行く意識が少し足りないのではないかとも思った。
もし前田日明が「コウ・イルミョン」だったら長州力が「カク・クゥワンウン」としての人格を前面に押し出したら、あそこまでのスターになれただろうか、自らの団体を引っ張っていけただろうか?
日本人は実は意外と国籍にこだわらない人たちである。
前田や長州を見れば分かる。
しかし、あそこまで前面に自分の国籍を帰化した後でも押し出せば、日本人の感情移入は出来るわけが無い。
HERO’Sというリングを引っ張って行くエースとしての自覚にも欠けているともいえる。
しかしHERO’Sのリングで自己表現を繰り広げる一選手としての秋山に、もう私は何の文句も無いし、秋山は秋山として自分の為に闘い続ければ良い。

しかしHERO’Sのライトヘビーの場に、山本KIDのような大衆に愛され、かつ、負けないスターの存在は不可欠である。
では、どうすればあの秋山の強さを打ち砕けるか?
私は以前、秋山のタックルのからくりについて記させてもらったが、今回、気付いた事は
秋山の打撃に合わせて片足が入りやすいという事がはっきりした事である。
永田、桜庭、今回のカーンと、全て、秋山の打撃に合わせ、秋山の片足を捉える事に成功している。
ということは秋山にシングルタックルをかける事はさほど難しい事ではないと思っている。
桜庭に関して周知の通り、この話から外させてもらう。
まず、永田である。
きれいに片足に入るが、秋山の足の強さ、圧力におそらく面食らった部分があったのであろう。
脚力よりはるかに勝る腕で相手の片足を捉えても、圧力で勝てるわけは無い。
それを有効に利用した圧力の掛け方に永田が面食らっている表情が忘れられない。
片足を取れたとき、相手の圧力が強ければ、相手の軸足を蹴り込む事である。
実際に足を払ったり、蹴ったりするわけではない。
相手の軸足の辺りに自分の足を踏み込めば、相手が取られている足への圧力を一瞬、必ず、外してしまう。
その瞬間に圧力の無くなった相手の片足をコントロールすれば良いのだ。

後はカーンがやられた後ろを向いてすっぽ抜かす方法である。
こういったきびす返しの対処はもっと簡単である。
相手の片足を取った瞬間に、自分の両足を内股にして取った相手の片足を外れないようにしてハサミ状にとらえて置く事である。

いずれも基本なのだが、レスリングでのトップレベルでの経験が長い選手程、秋山のような(レスリングでは考えられない素人式の)防御に面食らってしまう部分が多々有るのであろう。

いずれも柔道家相手にさんざんスパーをこなしてきた三流レスラーの私なりの経験で有る。

穴が無いと思われがちな秋山であるが、穴は多く有る。
テイクダウンは必ず出来るはずである。

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秋山を倒す為に/脱力を粉砕せよ

posted by shingol at 22:58| 新・レッスルする世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする