2008年02月20日

勝負のとき・プロレスラー金原弘光の闘い

金原弘光が引退を撤回し、再び、パンクラスのリングに立つ。
また近藤や川村亮といったプロレスの流れを汲む格闘技団体の若手との対戦はあったが、今回の竹内出のような生粋の日本人格闘家との闘いは初めての事である。

金原はプロレス学校出身からUインターに入団した純粋なプロレスラーでもある。
かつて金原は後輩の松井大二郎が粘って判定に持ち込んだ菊田や小路といった日本人格闘家に対して、所詮、後輩の松井と互角の連中と断言した。
私は当時から日本人格闘家に対して無視するか臆する発言しか出来なかった日本人プロレスラーの中で異例の金原の発言にプロレスラーの意地を見た気がする。

金原は格闘技経験の無い中で、総合格闘技黎明期、多くの格闘家と互角に戦い続けた希有の存在でもある。
格闘技経験無く総合で闘えるプロレスラーは田村と金原以外誰もいなかった時代である。

その強さは、プロレス団体の新弟子としての余計な雑用や基礎練習を経たからこそ、最短距離で強くなっていく日本人格闘家とは異なる意味を持つのだ。

また、余談であるが、金原は、秋山問題の際、強く秋山を糾弾し桜庭を庇った事もある。
すなわち、自身の属性が、国籍や民族以上に、プロレスラーである事を証明しているのである。

そういう生粋のプロレスラー金原が、アマチュア出身の総合格闘家と初の対戦を果たす。

私は金原が勝ってくれれば、船木がヒクソンに勝つのと同様の嬉しさを感じ得るであろう。
いや負けたとしてもいい。
もはや等身大の日本人格闘家に対して競技での勝ち負けで劣らない自身の闘いの道のりを見せつけてくれれば、それで良いのだ。


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posted by shingol at 17:06| 新・レッスルする世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする