プロレスファンの話を聞いていると、意外と「格闘技プロレス」すなわち「格プロ」というものに対しての認識が曖昧だなと思う事があります。
そこで私也に「格プロ」といわれるプロレスの中の一ジャンルについての分類をしてみたいと思います。
格プロ・タイプ1
格闘家たちによるプロレスごっこ
力の抜けた打撃技、関節技を交互に繰り出し気の抜けたプロレスを展開する無機的な試合。
アントニオ猪木の趣旨を誤解し、こういう試合を展開する外国人格闘家が多い。
格プロ・タイプ2
格闘技の技を使った純プロレス
昔のUWFのように、格闘技の技を約束的な攻防に利用する実質的には純プロレス的試合。
堅い攻撃や痛みを伴うので、信頼出来る相手としか約束的攻防を展開出来ない。
外国人はプロレスの範疇を越えた痛みに怒ってやり返すか、放棄するかの二つに分かれる。
また、外国人が怒るのを恐れて、攻撃側が気の抜けた打撃でお茶を濁す事もある。
格プロ・タイプ3
田村的UWFスタイル
UWFの純プロレス的要素を更に進化させて、様式美を追求するプロレス。
信頼感以外に、回転体やロープエスケープなどのUWF心を理解出来る選手たちしか出来ない。
格プロ・タイプ4
闘うプロレス
プロレスの時間内において、一定時間はリアルな技術の攻防を展開する。
強さや、技術を見せる為に、相手の受けに頼らず、リアルで能動的な主導権争いを展開する。
最後はプロレスとして結果を迎える。
例・永田・石沢対金原・桜庭/長州・永田対安生・中野
アントニオ猪木対ビル・ロビンソン
前田対星野
ジャック・プリスコ
格プロ・タイプ5
リアルな攻撃対プロレス的受けの試合。
UWF系や重量級レスラーの堅い攻撃に、リアルな攻防でなく、プロレスの受けを持って、試合を成立させようとする試合。
例・前田対藤波・木村/橋本対三沢・秋山
リアルな技を、プロレス的に受けようとするので、受け手は攻撃側と比べて弱いイメージを持たれやすい。
逆に攻撃側は強さや殺気を持たれやすい。
格プロ・タイプ6…リアル・ファイト
プロレスラーが行なう真剣勝負、総合格闘技
格プロ・タイプ7
セメント
突発的なアクシデントでプロレスとして成立しなくなった試合
以上、私の主観で「格プロ」といわれるジャンルの分類をしてみました。
下に行くほどリアル度が増していくように記しています。
私はタイプ4として示した「闘うプロレス」が現在のアントニオ猪木の考えではないかと思っています。
またタイプ5として示した「リアルな攻撃対プロレス的受けの試合」は、最初のUWF対新日本で多く見られた試合です。
似たような試合としては橋本対ノア勢がありました。
私はこれらによって、リアルな攻撃に対してプロレス的に受けきる事が、時として受け手の選手の強さのイメージにかなり悪影響を与える事に気づきました。
しかし、次のインター対新日本においては出来るだけリアルな攻撃をいたずらに受けず能動的に主導権争い争いを展開し、新日本がUWFに対しての強さのイメージを取り戻したのではないかと思っています。(プロレス的勝ち負けでなく)
同じような例で、橋本対ノアの試合でのノア勢の強さのイメージへの影響を危惧した杉浦は、以後、他団体との試合では、徹底的に能動的でリアルな攻撃で、相手のリアルな攻撃をプロレスとして受ける事を拒否し、強さのイメージを保った試合を展開していたのが印象深かったです。
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2008年02月23日
格闘技プロレスと皆が一言で片付けるので、格闘技プロレスを分類してみました
posted by shingol at 08:32| 新・レッスルする世界