独りを感じるとき、アントニオ猪木が救ってくれた。
なので、アントニオ猪木のような職業に憧れた。
どんな職業であれ、趣味であれ、人に何かを与える事でしか、自分の孤独は救えないのだと思った。
アントニオ猪木はフィクションの世界を貫き、我々に愛と勇気を与えてくれた英雄である。
まさか、その英雄がまた主役と成る舞台が訪れるとは思ってはいなかった。
孤独ほど、アントニオ猪木に似合うテーマは無い。
孤独の時、よく遊んでくれた近所のお姉さんは私の初恋の女性だった。
そのお姉さんを一時、伴侶とした作家に対しては、嫉妬だけでなく、雰囲気的にも好きには成れなかったのだが、アントニオ猪木を主演にしてくれたので、もう嫌いではなくなった。

